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Gen Reは、パフォーマンスの高い開発チームを新たに編成して9か月で30ものアプリケーションを開発

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Innovation Award 2022受賞
ハイパフォーマンスチーム
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大手再保険会社であるGen Reは、カスタム開発のアプリケーションや既製のソフトウェアアプリケーション、Lotus Notesのレガシーアプリなどが入り乱れ複雑になっているITアーキテクチャを廃止したいと考えていました。そこで、OutSystemsを導入してパフォーマンスの高い開発チームを編成し、大規模なモダナイゼーションを行うことにしました。その結果、最初の9か月で30ものアプリケーションをデリバリーすることに成功しました。こうして俊敏性を獲得したGen Reは、さらに戦略的な社内向け・顧客向けシステムをこれまで以上のスピードでデリバリーできるようになっています。

  • アプリの刷新
  • ビジネスプロセス管理
  • ケース管理
  • カスタマーエクスペリエンスの向上
  • デジタルトランスフォーメーション
  • 業務効率の向上
  • SAPの拡張
  • Webアプリ/ポータル
gen re video

課題

技術的負債から脱却し、俊敏性を高める

Gen Reは、生命/医療保険業界や損害保険業界に再保険ソリューションを提供する大手プロバイダーです。世界に広がる40箇所以上の事業所のネットワークを通じて、主要な再保険市場すべてで事業を展開しています。

Gen Reが長年にわたって構築してきたテクノロジー環境は、複雑なものになっていました。レガシーシステムには、メインフレームアプリ、Lotus Notesアプリ、多種多様なプロセス自動化テクノロジーなどがありました。こうしたレガシーシステムに加えて、パッケージソフトウェア製品やMicrosoft Azureで実行される社内クラウドアプリケーションもありました。

ragupathi srinivasan

「OutSystemsを使用した高速開発で、フィードバックループが短縮されました。これにより、イテレーション開発が高速化され、ユーザーエンゲージメントが向上しました。これがまさにイノベーション実現の秘訣です。俊敏性を得られたことで、大規模なモダナイゼーションを行い、目まぐるしく変化するビジネス要件や規制要件に対応できるようになりました」

Ragupathi Srinivasan氏 Gen Re 高速デリバリーサービスマネージャー

同社は、技術的負債の削減、開発の高速化、アプリケーション間のサイロの解消を目指していました。サイロのせいでデータの再入力が必要になる場合もあったからです。

「高速イテレーション開発と継続的なユーザーフィードバックによるアジャイル開発アプローチを導入したいと考えていました」と、Gen Reの高速デリバリーサービスマネージャーであるRagupathi Srinivasan氏は説明します。「それにはソリューションのデリバリーをさらに高速化する必要があったため、ローコードを調査することにしました」

徹底的に評価を行った結果、Gen Reは戦略的なローコードアプリケーション開発プラットフォームとしてOutSystemsを選択しました。「アーキテクチャやセキュリティ、ガバナンスを調査するワークショップを何度も行いました」とSrinivasan氏は言います。「その結果、OutSystemsが当社のテクノロジー環境に最適であることと、オープン標準であるため特定のテクノロジーに依存することで生まれるロックインのリスクを軽減できることがわかりました」

Gen ReがOutSystemsを選択した理由:
  • accelerated development and agilityS開発の加速と俊敏性の向上
  • enterprise grade scalability icon拡張性、連携、セキュリティ
  • no vendor lock in iconベンダーロックインのない、標準ベースのオープンなプラットフォーム

ソリューション

再利用可能なコンポーネントの基盤がもたらしたメリット

OutSystemsを選択したGen Reは、2021年5月に開発チームのオンボーディングを行いました。まずは既存の開発者に対するクロストレーニングを行ったうえで、追加の人材を採用しました。最初の3か月は、開発のバックログを全速力で処理することではなく、参照アーキテクチャの定義と再利用可能なモジュールの基盤の確立に取り組みました。具体的な内容は以下のとおりです。

  • 認証と認可の基準策定
  • ファイルストレージとDocumentumの連携
  • 多様なコアシステムやOffice 365との連携

「最初のリリースの対象としたのは、単純なアプリとやや複雑なアプリでした」とSrinivasan氏は振り返ります。「より戦略的で複雑な開発を開始する前に、開発スピードを評価したいと考えていました」

第1段階のアプリケーションは、スケジュールとスコープどおりに2021年9月に稼働を迎えました。第2段階ではより複雑なアプリケーションに取り組み、2022年1月にデリバリーを成功させました。その後、複雑でビジネスクリティカルかつ緊急性の高いプロジェクトを含む第3段階のアプリケーションに挑戦しました。チームは、これもスコープどおりに2022年3月にデリバリーしました。

「最初の3つの開発段階を通じて、わずか9か月で30ものアプリケーションをデリバリーしました」とSrinivasan氏は言います。「従来のコーディングよりも、トランスフォーメーションのスピードもアジリティも向上しました」

成果

技術的負債の削減と大規模モダナイゼーションに向けたロードマップ

開発者は、ローコードにまったく抵抗感を示しませんでした。Srinivasan氏は次のように語っています。「当社の開発者はOutSystemsをとても気に入っています。OutSystemsが、フロントエンドUI/UX、APIで公開可能なバックエンドサービス、APIを利用するための簡単な連携など、複数のレイヤーで一貫した開発アプローチを提供してくれるからです」

軌道に乗ったGen Reの開発チームは、複数のユースケースに対応する以下のようなアプリのデリバリーに着手しました。

Gen ReはOutSystemsを使用して、認証・認可用のAzure Active Directory、Office 365、Documentum、RPA(Automation Anywhere)、SAP、Dynamics 365、多数の社内アプリケーションなど、複数のシステムを統合する新しいソリューションを構成しています。

「今は、Lotus Notesの廃止を前倒しにして、サポート対象のアプリケーションの数を大幅に集約しようとしているところです」とSrinivasan氏は言います。

現在、同社は技術的負債削減に向けたロードマップを策定し、チームも月単位や年単位ではなく数週間でアプリケーションをデリバリーするようになっています。

Srinivasan氏は、Gen Reの開発やデリバリー能力がローコード開発によってどう向上したかについて、次のようにまとめています。「当社は大規模なモダナイゼーションを進めながら、アプリケーション環境を簡素化・最適化したいと考えていました。OutSystemsのおかげで、フィードバックループが大幅に高速化され、アジャイル開発とビジネスアジリティが大幅に向上しました。その結果、ユーザーとの距離感も近くなっています」