1. クラウドでのOutSystemsのデプロイ

OutSystemsはサービスとしてのプラットフォーム(PaaS)として利用することができます。エンタープライズレベルのクラウドコンピューティング能力を備え、物理的なソフトウェアインフラを管理する手間もかかりません。これはOutSystems Cloudと呼ばれ、デプロイは自動的に行われます。OutSystemsは他のパブリッククラウドにもデプロイできます。

OutSystemsパブリッククラウド

OutSystems Cloudをサブスクライブすると、インフラが自動的にプロビジョニング、構成、調整され、優れたパフォーマンスやセキュリティ、信頼性が確保されます。OutSystems Cloudの物理インフラは、Amazon Web Services (AWS)のセキュアなデータセンターでホスティングされています。

OutSystems Cloudのアーキテクチャの詳細については、こちらをご覧ください。

OutSystemsは、組織が選択した他のパブリッククラウドサービスプロバイダ(Microsoft Azure、Rackspace、VMWareなど)にもインストールできます。

こうしたクラウドを使用する場合、ユーザーがOutSystemsを自らインストールして管理する必要があります。プラットフォームのインストールの要件とプロセスの詳細については、こちらの記事をご覧ください

目次

ハイブリッド環境でのデプロイのサポート

OutSystemsプラットフォーム の一部のエディションでは、セルフマネージドインフラを利用できます。複数のプロバイダの様々なクラウドインフラで、さらにはオンプレミスでOutSystems環境をホスティングすることができるのです。このため、ハイブリッドやマルチクラウドといったデプロイ構成が可能になります。

OutSystems DevOpsの機能を使用すると、別々のクラウドインフラでホスティングされている環境間でアプリのデプロイをオーケストレーションすることができます。また、OutSystemsのデプロイAPIを活用することで、サードパーティのデプロイオーケストレーションプラットフォーム(JenkinsやAzure DevOpsなど)を使用して様々なインフラ間でのデプロイを管理できるようになります。

OutSystems Cloudのデプロイに使用するリージョンの選択

AWSリージョンの選択は、特に以下のシナリオで重要です。

  • オンプレミス連携のパフォーマンス: アプリケーションを自社データセンターでホスティングしているレガシーサービス/アプリケーションと連携させる場合や、長期的にハイブリッドやオンプレミスからクラウドに移行するシナリオを想定している場合、距離と遅延を低減させることが重要になります。
  • 外部クラウドアプリケーションとサービスの組み合わせ: すでにAWSクラウドサービスを使用している場合、同じリージョンにOutSystemsをデプロイすると、他のAWSインフラとの通信遅延の低減やデータ転送コストの削減といったメリットが得られます。
  • ユーザー向けのアプリケーションパフォーマンス: ユーザーに近い場所でリソースをプロビジョニングすると、アプリケーションを実行するとき、特にユーザーが1箇所に集中しているときのユーザーエクスペリエンスが向上します。

アプリケーションユーザーと内部情報システムの両方が世界中に散在しているグローバル組織では、どう基準を適用すればよいかがわかりづらい場合があります。そのため、グローバル組織についてはリージョンを1つ選ぶのではなく、パイプラインごとに選択できるようになっています。各パイプラインには環境ごとに独立したデータベースとURLが用意され、各リージョンにどのアプリケーションのどのバージョンをいつデプロイするかを選択することもできます。

OutSystems CloudでサポートされているAWSリージョンのリストについては、OutSystems Cloudの「アーキテクチャ」セクションをご覧ください。

クラウドからオンプレミスへの移植性

OutSystemsは、 クラウドとオンプレミスのデータセンター間で移植できる設計になっています。アプリケーションのデータ、メタデータ、構成データ、ソースコードがすべてデータベースに引き継がれるため、他のテクノロジーよりもはるかに簡単に移植できます。

移行が終了すると、どのアプリケーションも以前と同じように実行できるようになります。組織のユーザーが慣れ親しんでいる優れた機能が失われることもありません。

オンプレミスに移行するには、以下の手順を実行します。

  • 新しいデータセンターにプラットフォームをインストールします。
  • すべての連携ポイントと外部データソースとの接続を確認します。
  • データを移行します。