モバイルアプリのライフサイクル管理
OutSystemsのモバイルアプリケーションのライフサイクル管理機能とDevOps機能は、ユーザーの成功を支える基盤であり、生産性を犠牲にすることなく大規模なモバイルアプリケーションファクトリーを拡大するうえで不可欠な要素です。
OutSystemsは、以下のようにモバイルアプリケーションのライフサイクル全体をサポートしています。
- デプロイ: 1回のクリックで、モバイルアプリのユーザーインターフェイス、データベース、ワークフロー、連携コンポーネントをデプロイできます。依存関係分析エンジンにより、クラウド、オンプレミス、ハイブリッドを問わず、稼働中のすべてのアプリケーションの健全性が確保されます。
- 運用と分析: モバイルアプリはすべて自動的に監視されます。重大な問題が発生した場合でも、使いやすい分析ダッシュボードで対処することができます。問題のトラブルシューティングは数秒で完了します。
- 管理: 実行中のアプリケーションの構成管理とID管理もプラットフォーム側で行います。
スクリプト作成や手作業の必要がなくなるため、本番への複雑なモバイルアプリのデプロイが簡素化されます。そのため、アプリケーションファクトリーでの継続的デリバリーが可能になり、ビジネス部門とIT部門の建設的なコラボレーションも実現します。
目次
- モバイルアプリのアプリバージョン管理とリリース管理
- モバイルアプリの更新プログラムとパッチのデプロイプロセス
- モバイルアプリの監視機能とトラブルシューティング機能
- モバイルアプリのユーザーフィードバック機能とエンゲージメント機能
- アプリケーションストアでのアプリのデプロイ
モバイルアプリのアプリバージョン管理とリリース管理
OutSystemsプラットフォームでは、Webアプリケーションと同じアプリバージョン管理機能とリリース管理機能をモバイルアプリ用に用意しています。これには、設定なしで使用できるバージョン管理やソース管理のほかに、本番向けのワンクリックデプロイプロセスも含まれます。ただし、モバイルアプリではデプロイと配布の方法が異なるため、以下の機能も提供しています。
- モバイルパッケージバージョンの柔軟な変更。これにより、ユーザーデバイスでのバージョンの断片化を制御しやすくなり、モバイルアプリケーションの効率的な追跡とトラブルシューティングが可能になります。
- 2種類の更新プログラム配布タイプ。自社インフラを使用して更新プログラムを無線でリリースするか、ストア配布のみにするかを選択できます。これにより、モバイルアプリに最適な更新方法を開発者が決定できるようになります。
モバイルアプリの更新プログラムとパッチのデプロイプロセス
ユーザーのデバイス上のモバイルアプリの更新は、そのアプリをOutSystemsにデプロイするだけで完了します。新しくネイティブ連携を追加しない限り、ネイティブアプリケーションを再構築する必要はありません。
パブリッシュが完了すると、OutSystemsが自動的にその新バージョンを全ユーザーのデバイスにプッシュし、すべてのユーザーが使用できるようにします。これにより、すべてのユーザーが最新バージョンを使用するようになるため、フィードバックループを高速化したり、アプリの重大欠陥をすぐに解決したりできるようになります。
無線アップグレードは、OutSystemsで開発された、モバイルデバイスにインストール済みのモバイルアプリにも適用できます。プライベート配布など、他の配布方法を利用することもできます。
モバイルアプリの監視機能とトラブルシューティング機能
OutSystemsはビルトインの監視ツールと分析ツールを自動的に提供しているため、モバイルアプリケーションのパフォーマンスをプロアクティブに管理できます。これより、ユーザーが気づく前にリアルタイムで問題を検出、特定、トラブルシューティングしやすくなります。開発したモバイルアプリケーションは、いずれもログとパフォーマンスイベントを収集して標準のリレーショナルデータベースに保存するようにインストルメント化されています。これらのメトリックはデフォルトで収集されるため、開発者側の追加作業が不要となり、実行環境のオーバーヘッドも増えません。
監視とトラブルシューティングに関する多くのユースケースにも、追加設定なしのツールで対応できます。とはいえ、OutSystemsにはこうした豊富なログデータをFirebaseとシームレスに連携して以下の機能を提供する専用のモバイル対応コンポーネントも含まれます。
- Analytics: ユーザーの行動を分析し、リアルタイムのレポートで実際の使用状況データを表示します。
- Crash reporting: 安定性に関する問題を追跡、優先順位付け、修正するためのリアルタイムのクラッシュレポート機能です。
また、豊富な機能を備えたパフォーマンス監視ダッシュボードにより、パフォーマンスのボトルネックの特定と適切な対策が容易になります。
モバイルアプリのユーザーフィードバック機能とエンゲージメント機能
アプリケーションを進化させるには、ユーザーからのフィードバックを得ることが重要です。OutSystemsでは、ユーザーがモバイルアプリ内で簡単に直接フィードバックを返すことができます。ユーザーは、注釈を書いたり、テキストメッセージを書いたり、音声メモを記録したりすることができます。
アプリケーションストアでのアプリのデプロイ
本番稼働可能なモバイルアプリを配布する方法のひとつが、一般ユーザー向けのモバイルストアで提供することです。OutSystemsプラットフォームでは、開発したモバイルアプリのモバイルアプリケーションパッケージを生成してApp StoreやGoogle Playストアにパブリッシュすることができます。
以下の図は一般的なパブリッシュプロセスを示したものです。
OutSystemsのオンラインヘルプでは、主要なアプリストアでアプリケーションを生成して配布する方法を詳しく説明しています。また、専門技術記事では、AppleのApp StoreやGoogleのAndroid Playにアプリケーションをデプロイする方法の詳細を確認できます。