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ブドウ栽培・醸造プロセスをデジタル化したSogrape

SAP連携 SAPの財務/物流システムとの連携機能を完備
リアルタイム リアルタイムでインサイト共有を実現
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ポルトガルの家族経営ワインメーカーの大手であるSogrape Vinhosは、受賞歴を誇るワインを75年以上にわたって世に送り出しています。しかし手動プロセスが多いことに加え、収穫管理のレガシーシステムが寿命を迎えつつあることから、デジタルを活用して成長を続ける必要性を感じていました。

そこで同社はOutSystemsを使用して、ブドウの栽培からボトリングまでのワイン生産プロセス全体を管理するためのアプリを開発しました。これにより、ブドウ栽培とワイン醸造の両チームは作業効率を高め、生産の全段階においてリアルタイムでインサイトを得られるようになりました。

  • レガシーモダナイゼーション
  • 業務効率の向上
  • SAPの拡張
  • BPM
  • デジタルコアシステム
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「OutSystemsを使用することで、モバイルアプリの開発や迅速な変更、必要なシステムとの連携に欠かせないスピードとアジリティ、柔軟性を得られました」

Carlos Alves氏 Sogrape CIO

課題

卓越した伝統の継承

1942年に創業したSograpeグループは、ポルトガル(Sogrape Vinhos Portugal)、スペイン(Bodegas LAN)、アルゼンチン(Finca Flichman)、チリ(ViñaLos Boldos)、ニュージーランド(Framingham)でワインを生産しています。世界中に所有しているブドウ園の面積は1,500ヘクタールを超えます。

ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアに流通会社を持ち、Mateus Rose、Barca-Velhaといった最高品質のワインを120か国以上に提供しています。

革新と成長の長い歴史を継承するためにも、Sograpeはワイン生産プロセス全体をデジタル化する必要がありました。

carlos alves, sogrape

「OutSystemsを使用することで、従来のワイン醸造プロセスをデジタル化して効率を改善することができました。ワイン醸造チームとブドウ栽培チームが新たに手にしたインサイトとツールのおかげで、今後も自信を持って最高品質のワインを造り続けられます」

Carlos Alves氏 Sogrape CIO

Sograpeのプロセスの多くは手作業で行っており、ブドウ生産者やワイナリーの作業者は電話やメールで大規模なワイン生産を管理しなければならないという、効率の悪いものでした。また、デジタル化済みのプロセス(15年前にOracle Formsで開発された収穫アプリケーション)についてもSograpeの基幹SAPシステムと連携されていなかったため、同じデータを2回入力する作業を強いられていました。しかも、そのOracle Formsアプリも寿命を迎えようとしていました。

「当社のワイナリーでは毎年4万トンものブドウを受け入れています。ワインの品質を損なわないためにも、そのすべてを慎重かつすばやく処理する必要があります」とSograpeのCIOであるCarlos Alves氏は言います。「しかし、エンドツーエンドでの可視化がされていないため、効率よくリソースの計画を立ててブドウの受け入れを最適化することができずにいました。当社が必要としていたのは、非効率を解消するとともに、ブドウの栽培・収穫からワインの醸造・ボトリングに至るまで、生産プロセスのあらゆる部分についてリアルタイムでインサイトを得て管理できるようなデジタルソリューションでした」

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SograpeがOutSystemsを選択した理由:

  • accelerated development 開発の加速と俊敏性の向上
  • outsystems for integrations強力な連携
  • legacy systems modernizationレガシーシステムの刷新

ソリューション

複雑な連携を簡素化

Sograpeは既製のソフトウェアソリューションを評価しましたが、ブドウ園からボトリング工場までの生産プロセス全体を管理するうえで必要な機能がそろっているものはありませんでした。そこで世界中の他のワイン生産者が同様の課題にどのように取り組んでいたかを調べたところ、大多数が独自のカスタムシステムを開発していることがわかりました。

しかし、購入するより開発するほうが理にかなっているとはいえ、Sograpeの収穫アプリが寿命を迎えるまでに、限られた開発リソースでこれほど大規模なエンドツーエンドの生産システムを開発することは難題のように思えました。サードパーティの開発パートナーによると、.NETで新しいシステムを開発するには12~14か月かかるとの推定でした。しかし、OutSystemsのパートナーであるDeloitteに技術的な助言を求めた結果、Sograpeはローコード開発のほうが短期間でより自立した開発を行えると判断しました。

「OutSystemsを使用することで、モバイルアプリの開発や迅速な変更、必要なシステムとの連携に欠かせないスピードとアジリティ、柔軟性を得られました」とAlves氏は説明します。

Deloitteの開発者3人とSograpeの開発者2人は、OutSystemsを使用してわずか7か月で新しいシステムを開発しました。このシステムは「Wine Connection(WICO)」と呼ばれ、ワイン生産プロセス全体の計画、運用、原価計算、管理をサポートします。また、Sograpeの従業員がリアルタイムで情報にアクセスできるよう、以下のような多くのシステムとの重要な連携も組み込まれています。

  • ワインコンテナ内の温度を監視するOmronのIoTセンサー
  • ワインのサンプル分析の管理に使用されるLabWareのラボ管理システム
  • 計画と原価計算に使用されるSAPの財務システムと物流システム
  • ポルトガルの各ワイン産地を管轄する規制当局のシステム

「Sograpeには卓越したワイン造りという誇るべき伝統がありますが、WICOもオペレーショナルエクセレンス面で貢献しています」「OutSystemsの導入によって実現した連携により、新たなレベルの業務効率を達成できました」

Carlos Alves氏 Sogrape CIO
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「OutSystemsでWICOを開発することで、当社は運用上の喫緊の課題の多くに対応できるソリューションを迅速に完成させることができました。その結果、当社のチームは作業効率を高め、より効果的に計画を立て、世界に通用する次世代のワインの提供に集中できるようになっています」

Carlos Alves氏 Sogrape CIO

成果

デジタルが支えるワイン造りの未来

非効率を解消し、手動プロセスをデジタル化して日常業務を迅速化することで、Sograpeは効率の大幅な改善に成功しました。リアルタイムでの情報把握が可能になったことで、ブドウ栽培チームやワイン醸造チームはブドウ園の状況に効果的に対応し、自信を持って正確にワイナリーの業務を計画できるようになりました。また、ポルトガルのワイン産地ごとの要件遵守も簡素化できています。

生産プロセス全体をエンドツーエンドで可視化して管理することにより、関係者全員が作業しやすくなりました。

「WICOの特長は、作業がはるかに楽になり、他のタスクにかけられる時間が増えることです」

Jorge Felgueiras氏 Sogrape ワイナリーマネージャー

Sograpeのワイン醸造家であるPaulo Prior氏もこれに同感しています。「プロセスのあらゆる段階でリアルタイムにインサイトを得られるようになりました。伝統的な生産技術と最新の効率的なシステムを融合させることで、今後もお客様に喜んでいただけるワインを提供できると確信しています」

意欲的なデジタルトランスフォーメーションプログラムに着手したSograpeにとって、WICOは重要なマイルストーンとなりました。「当社ではこれまで常にウォーターフォール開発を行っていましたが、OutSystemsの導入により初めてアジャイル手法に挑戦し、開発を加速することができました」と、SograpeのITマネージャーであるAntónio Pereira氏は言います。「OutSystemsではこれまで不可能だったことも可能になります。今計画しているのは、ボトルの内容に関する詳細情報(ブドウの品種、産地、収穫日など)を提供する消費者向けのモバイルアプリです」

OutSystemsにより、Sograpeは伝統と革新のバランスをとりながら世界のワイン生産をリードできる体制を整えました。「OutSystemsでWICOを開発することで、当社は運用上の喫緊の課題の多くに対応できるソリューションを迅速に完成させることができました」とAlves氏は言います。「その結果、当社のチームは作業効率を高め、より効果的に計画を立て、世界に通用する次世代のワインの提供に集中できるようになっています」